最近、妻のMacBook Pro (13-inch, Mid 2012)が作業のたびにレインボーカーソルが回りっぱなしになるというので、メモリ増設を行うことにしました。
調べてみるとメモリ4GBしか載ってない…。
こんな低スペックでDTPの仕事を請けていたとは我が妻ながら驚愕です…。
前準備
・万が一の時のためにTime Machineでバックアップを取っておく
・金属を触って体内の静電気を逃す
※これをやらないと静電気でメモリが故障する場合があります。僕はかなりの静電気持ちなので金属を触りまくります。
メモリ増設手順
まずはMacBookを裏返します。
ネジを外していきます。ドライバーはアネックスの+00を使いました。
少しでもサイズの合わないドライバーを使うと山が削れて回せなくなるので、必ず適合サイズのドライバーを使用しましょう。
ネジは止めてる場所によって長さが異なります。適当に放ってしまうと、どこにどのネジがはまってたのか分からなくなってしまうので、僕の場合はA4用紙に裏面の絵を描いて同じ場所にネジを置いてテープで貼り付けていきます。
テープで止めるから紛失防止にもなります。
ネジが全て取れたら裏面のフタを開けます。
埃が溜まっているかと思いますのでこの機会に綿棒で軽く拭き取ってあげましょう。真ん中右寄りに見える緑のヤツがメモリです。
メモリの両端にレバーのようなものがあります。これを左右に押し広げると、メモリがシュッと斜め上に飛び出すようになってます。上に飛び出たメモリをそっと抜いてあげましょう。
二枚目のメモリもレバーを左右に押し広げるとシュッと斜め上に飛び出します。
次に新しいメモリを挿していきます。
メモリはこれを使いました。
最初に下段のスロットにメモリを差し込みます。
金属端子が見えなくなるのを目安に(写真だとちょっと見えちゃってます)斜めに差し込みます。ジャストの角度じゃないとすんなり入らないので注意してください。
斜めに挿せたら、ぐっと下に押し込みます。押し込むときメモリが折れそうでちょっと怖いのですが、そのままゆっくり押し込むとレバーが連動して一瞬開き、次の瞬間パチンとはまります。
続いて二枚目。一枚目と同じく、斜め上から押し込んで金属端子が見えない位にします。
一枚目と同じ要領で押し込みます。
メモリをはめ終わったらフタを閉じて作業完了です。
動作確認
MacBookを起動して、左上のリンゴマークから「このMacについて」をクリックします。「メモリ」を確認すると、ちゃんと認識されて16GBになってました!
ベンチマーク結果
起動時間は以下のように改善されました。
Illustrator :2分07秒→1分05秒
Photoshop :1分02秒→47秒
Safari :11秒→6秒
Chrome :50秒→8秒
ちなみに本体起動は1分06秒から1分13秒と少し遅くなりました。
なんでかなぁ〜(^_^;)
Disc Speed Testの結果も
WRITE:66.0MB/s READ:61.9MB/s
が、
WRITE:49.0MB/s READ:38.2MB/s
と、少し遅くなったような数値になりました。
こりゃ作業時間はかえって遅くなるのかなあと思いきや…
奥様から喜びの声が!
どのくらい速くなったか体感速度を報告するのは難しいのですが、奥様いわくめっちゃ速くなったそうです。
今まではエクセルのセル1個に数値入力しようとするだけでレインボーカーソルがグルグル回り続けて、ちょっとした表を作るのに1時間かかっていたのが数分で出来るようになったり、時間がかかっていたWi-Fiへの接続も一瞬で終わるようになったそうです。
ベンチマークで期待したほど速度が上がっていなかったので、やっぱりSSD換装しないと根本的には速くならないかな〜と思っていたのですが、目に見えて体感速度が速くなったようなので一安心。これに加えてSSD換装すれば更に爆速になるんじゃないかなと思います。
さいごに
MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)はもう7年前のマシンになりますが、メモリを増設してあげるだけでも現役に負けないスペックを引き出せます。
MacBookが遅くて困ってるけど買い替えの予算が厳しい…という方はメモリ増設に挑戦してみてはいかがでしょうか。