いらなくなったシンセサイザーをハードオフへ売りに行った。
シンセサイザーは、KORG TRITON Le。
そのほかにベリンガーのミキサー、モニター、MIDIインターフェース、ZOOMのマルチエフェクター、KORGのギター用エフェクター、キーボードスタンド、胡弓、ついでにMagic Mouseや外付HDDなどなど。
理由は、もうそこまで音楽にのめり込む事はないだろうから。
音楽の才能がないと悟った私にとっては、豚に真珠、宝の持ち腐れでしかないのだ。
こんまり先生の断捨離ではないが、今の私にはどれも「ときめかない」のだ。
一応、電子ピアノとギターだけは残した。あとはKORG gadgetがあれば、私の身の丈なら十分すぎる。
万が一また音楽にのめり込む事があればまた買えばいい。その時はもっと機材が進化してるだろうから、わざわざ20年以上前の機材なんか使う理由がない。
で、買取の金額なんだけど、3100円だった。
物量的にはすごい量だったので、もっといくかと思ってたのに3100円。
しょっぱい。これはしょっぱい。
正直、ちょっと、えっ、マジで…?
と思った。
しかしそこはハードオフ。ある種諦めを持たなければならない。
楽器店やメルカリに出品すれば、もっと金額は上がったかもしれない。
が、私の性分的にこれだけの物量のモノをいちいち出品するのはとてもじゃないが面倒でやり切れないのだ。
金額云々より、とにかく部屋を早く片付けたかった。
買った当時の定価で言えば30万は下らないから、
20年で100分の1の価値に下がったことになる。
おまけに胡弓は劣化が激しくて引き取って貰えず、燃えるゴミで出すことに。
僕がいつか使うかも…と大事にしていたモノはそのくらいの価値しかなかったのだ。
いつ来るか分からない「いつか使うかもしれないから」のために、こんなはした金のモノで部屋の大部分を占めていたかと思うとなんだか切ない。
だったら、今好きなモノで埋め尽くしてたほうがよほど有意義じゃないか。
今回改めて感じた。
使わないものはさっさと売り払って、
モノも精神もアップデートした方が良いのだ。
モノの売り時って、タイミングが難しい部分もある。
私は断捨離よろしくバッサバッサと捨てるのも好きではないので、なおさらだ。
しかし、あまりモノを持ち続けてもそれって
「古い過去」に縛られ続ける事にもなるので、
物質的にも精神的にも負債になるんだなあと思った。